2026年8月18日 ・ 読了目安 5 分
スマホのカメラだけで在庫管理はできる?バーコードなしでもOKな方法
結論から言うと、スマホのカメラだけで在庫管理のバーコードスキャンは成立します。 専用のバーコードリーダー(数千円〜数万円の機器)を別途買う必要はありません。 ブラウザ対応のスキャン機能を持つサービスなら、スマホのカメラをそのままリーダー代わりに使えます。 ここでは何ができて何ができないか、バーコードが無い商品はどうするかを実務目線で整理します。
スマホカメラでできること・できないこと
- できる: JAN・EAN・QRコードなど主要な形式の読み取り。商品パッケージに印刷されている一般的なバーコードは、スマホの背面カメラで数秒あれば読めます。専用機との差はほぼありません。
- できる: 読んだその場での数量増減。スキャン → 数量入力 → 確定、をレジ横や棚の前でそのまま完結できます。事務所に戻ってからまとめて入力する運用より、記録漏れも転記ミスも減ります。
- できない(機種依存): 暗い倉庫での即時認識。照明が弱い環境では、ピントが合うまで数秒待つことがあります。ライト(トーチ)機能付きのスキャナーなら、その場で点灯して解決できます。
- できない(機種依存): 一部の背面マルチレンズ端末での自動選択。背面に複数レンズを持つ機種(Galaxy 系など)は、広角レンズなど寄れないレンズが自動選択され、ピントが合わないことがあります。カメラ切替機能があるスキャナーなら手動で寄れるレンズに切り替えれば解決します。
実機検証済み: Galaxy 系の一部端末(Chrome)で、背面カメラの自動選択により読み取れない事象を確認しています。 原因は特定の端末に限った不具合ではなく、複数レンズ搭載機種で広く起こりうる既知の挙動です。 対処はカメラ切替・ズーム・ライトをスキャナー側の標準機能として持たせることで、追加の購入なしに解決できます。
バーコードが無い商品はどうするか
手作り品・小分け商品・仕入れ元がバーコードを付けていない商品など、現場ではバーコードが無い在庫がよくあります。 この場合は次の2択になります。
- 自分で管理用コードを割り振る。商品ラベルに独自のコード(QRコードなど)を貼っておけば、以後は同じようにスキャンで扱えます。値札シール用のプリンタがあれば運用コストはほぼゼロです。
- コードなしのまま手入力で管理する。スキャンを使わず、品目一覧から選んで数量を増減する運用でも構いません。点数が少ない商品カテゴリなら、無理にコードを割り振るより手入力の方が早いこともあります。
スマホだけで始める手順
- 1対応サービスにスマホのブラウザでログインする。専用アプリのインストールは不要です。ブラウザがカメラへのアクセスを許可すれば動きます。
- 2スキャン画面を開き、カメラへのアクセスを許可する。初回だけブラウザの許可ダイアログが出ます。
- 3商品のバーコードにカメラを向ける。読み取りにくい場合はカメラを切り替える・ズームする・ライトを点ける、の順に試すと大半は解決します。
- 4未登録のコードなら、その場で新規登録する。初めて扱う商品はスキャン直後に登録フォームが開くので、名称や保管場所を入力してそのまま在庫に追加できます。
設定(使うカメラ・ズーム倍率)は端末ごとにブラウザへ記憶されるので、一度合わせておけば次回からは調整不要で使えます。
タナオロでの実装
タナオロのスキャン機能は上記をそのまま実装したものです。JAN・QRなど主要形式に対応し、カメラ切替・ズーム・ライトを標準搭載しています。 バーコードの無い商品は手入力で在庫を増減でき、スキャンと手入力を混在させて運用できます。
無料枠は10件までで、クレジットカードの登録は不要です。専用機を買う前に、まず今使っているスマホで試してみることをおすすめします。 棚卸のやり方は「棚卸のやり方」もあわせてどうぞ。