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2026年9月26日 ・ 読了目安 4 分

先入先出(FIFO)とは?在庫管理でのやり方と具体例をわかりやすく解説

先入先出(さきいれさきだし・FIFO: First In, First Out)とは、 先に仕入れた(先に入庫した)在庫から先に出庫・販売していく在庫管理の基本ルールです。 棚の奥に新しい商品を入れ、手前の古い商品から取っていく「先出し陳列」の考え方と同じで、 同じ品目でも入荷時期が違う在庫を区別して扱う点がポイントです。 賞味期限・使用期限のある商品はもちろん、期限のない商品でも劣化・型落ちを防ぐために広く使われています。

先入先出が必要な理由

  • 期限切れ・劣化の防止: 古い在庫が棚の奥に取り残されると、期限切れや変色・劣化に気づくのが遅れる
  • 原価計算の一貫性: 仕入れ値が変動する品目は、先入先出で出庫順を揃えないと在庫の評価額がぶれやすい
  • 不良在庫の早期発見: 出庫順を守っていれば、いつまでも動かない古い在庫が自然と目立つようになる

業種別に見る先入先出の具体例

実際にどこで効いてくるか、業種ごとの例です(数値は説明用の目安)。

業種対象品目先入先出をしないと起きること
飲食店食材・仕込み済みの半製品賞味期限の短い食材が棚奥に残り、廃棄ロスが発生する
ハンドメイド作家接着剤・皮革・生地などの材料経年で硬化・変色した古い材料に気づかず使ってしまう
雑貨・アパレル季節商品・トレンド品型落ち品が売れ残り続け、値引き販売でしか動かなくなる

先入先出を徹底する3ステップ

  1. 1入荷時に日付(または入荷ロット)を商品や棚に記録する。ラベル・シールでも、在庫管理アプリの入荷登録でも構いません。
  2. 2棚の配置を「奥から新しい商品、手前から古い商品」に統一し、補充は必ず奥に入れるルールを決める。
  3. 3出庫時は手前(古い方)から取る運用を全員に周知し、たまに棚を見て古い在庫が残っていないか確認する。

品目数が少ないうちは棚の配置だけで運用できますが、品目が増えると「どれが古いロットか」を目で見て判断するのが難しくなります。 入荷日をシステムで記録しておき、出庫時に古い順で表示できると、ルールを覚えていなくても自然と先入先出になります。

よくある質問

Q. 先入先出(FIFO)と後入先出(LIFO)はどう違いますか?

A. LIFO(Last In, First Out)は後から仕入れたものから先に出す考え方で、劣化しない一部の資材管理などで使われますが、 食品・化粧品など期限や劣化がある商品では先入先出(FIFO)が基本です。

Q. 先入先出とFEFO(期限が近い順)は同じですか?

A. 近い考え方ですが別物です。FEFO(First Expired, First Out)は「期限が近い順」に出す考え方で、 入荷が新しくても期限が短いロットがあれば優先します。期限管理がシビアな商品はFEFOのほうが実態に合うこともあります。

Q. 期限のない商品でも先入先出は必要ですか?

A. 必要です。期限がなくても、パッケージの色あせ・型落ち・経年劣化は起こります。動きの遅い品目ほど古い在庫が埋もれやすいため、 期限の有無にかかわらずルール化しておくと不良在庫の発見が早くなります。

棚の配置ルールだけで先入先出を運用していると、品目が増えたときに「どれが古いロットか」の判断が属人化しがちです。 入荷日ごとに在庫を記録し、出庫時に古い順で自動的に表示される仕組みがあると、ルールを覚えていなくても先入先出が回ります。

タナオロでできること

タナオロは入荷のたびに入荷日を記録し、同じ品目でもロットごとに在庫を分けて管理できる在庫管理アプリです。 登録から30日間はスタンダードプラン (月4,980円) の機能を無料で試せるので、 Excel・zaicoのCSVをそのまま取り込んで、古いロットが埋もれていないかの確認から始められます (お試し後の無料枠は10件)。

先入先出をしていても発生する数量のズレについては「棚卸差異とは」もあわせてご覧ください。仕入れ値が変動する品目の原価計算方法については「移動平均法とは」、期間全体の平均で計算する方法は「総平均法とは」で、先入先出との違いを解説しています。

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